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FIELD OF VIEW「君がいたから」(1995)

君がいたから
FIELD OF VIEW
1995-05-15


シックなスーツに身を包み、装い新たに発表された再デビュー曲。フジテレビ系ドラマ「輝く季節の中で」主題歌。オリコン最高位3位。圏外の前作から一転、90万枚に迫る大ヒットを記録した。

伸びやかな歌声(n回目)、雄大なサウンド、繊細な歌詞、随所で鳴り響く鐘の音、そしてラストの大合唱が重なり合って独特の風格を放つ一曲。

最近、サブスクやYouTubeのプレイリストを見ていると「楽しいときに聴く曲!」「悲しいときに聴く曲!」という感じでジャンル分けされていること、よくありますよね?(あるんです)でも私にとってはそのどちらも、この曲で基本解決しちゃいます楽しいときにも悲しいときにも聴けて、スッと心に入ってくるのがこの曲の凄いところ。

疾走感のあるメロディーや明るい歌詞で青春の「光」を歌う曲や、それとは別に暗い曲調や痛みを伴った歌詞で青春の「闇」を歌う曲ならどちらも多く存在するけどこの曲は特別。
ドアを開けて中に入ろうとしても入口が見つからなくて誰かを傷つけた そんなとき人が自分より偉く見えたよ 僕はちっぽけな奴だった
このような歌詞(2番冒頭)もあれば、
輝く季節の中で夢は青く染まるだろう 失うものは何一つない愛さえあれば
こんな歌詞(ラストのサビ)もある。

2番冒頭の歌詞なんか今で言うところの「コミュ障」だ。現代社会の日々の中では嘲笑や自虐として消化されてしまう、もしくは相手にされないこのような状況もこの曲は否定や無視などせずにそっと受け入れてくれる。ああ、こんな自分でもいいんだ、と、少しだけ自己肯定感を上げてくれる。

実際社会の中で嘲笑として消化される人のことも曲の中(1番サビ前)で歌われている。
笑いたい奴等には笑わせておけばいいさ 僕らは風に吹かれよう
このように希望なんて持てない、日々を不安に生きている人間への共感を歌詞の中に含めながら最後に上述のラストサビを持ってくる。だからメッセージの一つ一つが響いてくるのだ。痛み、悲しみあってこその人生。だからこそ前向きに生きていこうではありませんか。そんな言葉が聞こえてくるよう。辛いときに何度この曲に励まされただろうか。これまで聴いた曲で10本の指に入るほどに好きな曲だ。

大ヒットした割に現在では「突然」「DAN DAN 心魅かれてく」に比べると知名度でやや劣る気がするが、曲単体としての出来は全く劣らない。25周年ベストを機にこの曲がもっと多くの人に届くことを願っている。

余談だがこの曲、シングルに収録されただけで3バージョンあるらしい。私はその内2バージョンを持っているが、浅岡さんのボーカルのミックスが少し聴いただけでわかるほどに違った。気になる人はブックオフ等の中古屋で漁ってみてほしい。



・楽曲情報

FIELD OF VIEW「君がいたから」

作詞:坂井泉水
作曲:織田哲郎
編曲:葉山たけし

・アルバム収録

FIELD OF VIEWとして国内リリースされたアルバムのみ記載

初回バージョン1(ボーカルをはじめ全体的なmix違い)
未収録

初回バージョン2(詳細不明、浅岡さんTwitterより)
未収録

通常バージョン
FIELD OF VIEW Ⅰ (1995)
SINGLES COLLECTION+4 (1997)
Memorial BEST ~Gift of Melodies~(2002)
complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio (2003)
BEST OF BEST 1000 FIELD OF VIEW (2007)
FIELD OF VIEW BEST HITS (2013)

アコースティックバージョン
complete of FIELD OF VIEW at the BEING studio (2003)…未発表バージョンとして収録


・FOV25周年記念公式イベント情報



・FIELD OF VIEW 25周年記念全シングルレビュー

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次作はこちら↓