揺れる想い
ZARD
1993-07-10

 
・収録曲
全作詞:坂井泉水
1、6、8作曲:織田哲郎
2、3、5、9、10作曲:栗林誠一郎
4作曲:春畑道哉
7作曲:川島だりあ
1、3~5、7、9、10編曲:明石昌夫
2、6、8編曲:葉山たけし

1.揺れる想い ★★★★★
┗8thシングル
2.Season ★★★★☆
3.君がいない (B-version) ★★★★☆
┗7thシングル アルバムバージョン(半音低い)
4.In my arms tonight ★★★★★
┗5thシングル
5.あなたを好きだけど ★★★★☆
6.負けないで ★★★★★
┗6thシングル
7.Listen to me ★★★★☆
8.You and Me (and…) ★★★★☆
9.I want you ★★★☆☆
10.二人の夏 ★★★★☆

Produced by 長戸大幸 (BEING)

・データ
1993年7月10日発売
最高1位 売上223.9万枚
B-Gram Records

ZARDの4thアルバム。前作から10ヶ月ぶりのリリース。先行シングル「IN MY ARMS TONIGHT」「負けないで」「君がいない」「揺れる想い」を収録。

前作以降、「負けないで」が160万枚の大ヒットを記録。本格的なブレイクとなった。更に「揺れる想い」で二度目のミリオンを達成し勢いに乗る中発売された本作はアルバム初の1位を獲得、8月にはミリオン達成。この年の年間アルバムチャートでも1位、最終的にはダブルミリオン突破の大ヒット作となった。ZARDのオリジナルアルバムで最も売れた作品。

「負けないで」を最後にテレビ出演が無くなり、MVにも「君がいない」を最後に坂井以外のメンバーの出演が無くなる。以降は事実上坂井のソロプロジェクトとなった。本作以降のアルバムにはメンバー表記はされていない。

ZARD王道を地で行くような楽曲が全面展開。前作から歌謡曲の風味を残しつつ更に爽やかポップス寄りになり、一般的なイメージのZARDが完全に定着した。「負けないで」「揺れる想い」の二大代表曲が収録されているが、それらが目的の人もイメージ通りの内容でバッチリハマれるだろう。

ZARDの魅力の一つに作り込まれた美しいメロディーがあるが、本作からそのキレがワンランク上になったように思う。本作全体に感じられる隙の無さ、その要因の一つにメロディーの進化があるように思った。ZARDは作曲は織田と栗林が、編曲は明石と葉山が特に多いが、枚数を重ねていく中で本作辺りで彼らの作編曲の相性が文字通りピッタリになったような、そんな印象だ。

王道の爽やかポップス揃いとはいえ決して単調ではない。楽しげなリズムの「Listen to me」、アコースティックバラードの「You and Me (and…)」、マイナー調のロックナンバー「I want you」、壮大なバラード「二人の夏」といったアルバム曲がしっかり幅を見せているおかげで一曲一曲が印象に残り、飽きない。

ベストのような感覚で聴けるほどポップな曲が目白押し。最初から最後まで隙の無い完成度。ベスト以外でZARDのアルバムを最初に聴くなら本作を選んで間違いないだろう。名盤。最高傑作となっていてもおかしくないくらいの出来だが、これでも個人的には本作以上に印象の強い作品がこの後何枚も出てくるのがZARDの恐ろしいところ。

★★★★★

・MV
IN MY ARMS TONIGHT

負けないで

君がいない

揺れる想い

Season