カテゴリ:
どうも。今朝鞄にエナジードリンクぶちまけたdeamuです。英語の教科書とノートが逝きました。南無。

三度寝して寝ぼけ気味だった今朝、Twitter漁っていたら衝撃のニュースが目に飛び込んできました。

「WANDS、始動『続きがやってみたくなった』」 https://www.barks.jp/news/?id=1000174458

IMG_20191113_075107

わけがわからず三度見した。まさかあのWANDSが。Being系で一番再結成の望み薄いと思っていたあのWANDSが! 一気に目が覚めて家飛び出しました。そして学校遅れました。



・そもそもWANDSって

yjimage-54

1990年代に活躍したロックバンド。代表曲に「もっと強く抱きしめたなら」、「時の扉」、中山美穂とコラボした「世界中の誰よりきっと」、スラムダンクのエンディングテーマに起用された「世界が終るまでは…」など。

2回のメンバーチェンジを経て解散したのが2000年。それが私の生まれる1年前ですから、私がWANDSが活動しているのを見るのは初めてなのです。嬉しい。尤もボーカルは違いますが…。

興奮覚めやらないので、もうこの機会にWANDSの歴史をざっとおさらいしちゃいましょう。知ってる人も、再開で気になった人も見てってくださいな(再開で気になった人口がどれくらいいるのか謎だけど)。



・第1期(1991年~92年)

メンバー
上杉昇(Vocal)
柴崎浩(Guitar)
大島孝祐(Keybords)

yjimage-58

WANDSは1991年12月に「寂しさは秋の色」でデビューします。ビーイング音楽振興会在籍・当時弱冠19歳の上杉昇、ビーイング主催のオーディションで最終選考に残った柴崎浩、ロックバンドLOUDNESSのサポートを担当していた大島康祐という実力派揃いの三人組でした。


翌年には「ふりむいて抱きしめて」、アルバム「WANDS」も発表し活発に活動していきます。


しかしキーボードの大島が自身のグループ「SO-FI」を結成するために、3枚目のシングル「もっと強く抱きしめたなら」をもって脱退。これが92年7月。1期WANDSは1年足らずで終了します。


SO-FIのデビュー曲「メとメで伝心」がこちら。

後に「もっと強く抱きしめたなら」が大ブレイクのきっかけになるのですが…その頃には大島は居ませんでした。



・第2期(1992年~1997年)

メンバー
上杉昇(Vocal)
柴崎浩(Guitar)
木村真也(Keybords)

300-3

大島の脱退後、代わって加入したのが柴崎の友人木村真也

IMG_20191113_081200

2期WANDSは92年半ばに始動後、中山美穂とのコラボで「世界中の誰よりきっと」をリリース。


これがドラマ主題歌に起用されて大ヒット。引っ張られる形で1期の「もっと強く抱きしめたなら」もヒットし、WANDSは一気にスターダムにのし上がっていきます。

以降は約3年間、このメンバーでヒット曲を連発。ミリオンヒットを記録した「時の扉」、「愛を語るより口づけをかわそう」、「世界が終るまでは…」は全てこの2期が放っています。




1995年発売のアルバム「PIECE OF MY SOUL」以降、WANDSはオルタナティブロック路線に傾倒していきます。上に載せたヒット曲と以下の曲を聴き比べても路線変更は明らか。



このようなオルタナ路線を望むボーカル上杉と以前のようなJ-POP路線を望むプロデューサー長門大幸は徐々に対立していきます。
そして96年2月の「WORST CRIME」を最後にリリースは停止。


翌年初頭には音楽性の違いを理由に上杉と柴崎が脱退。こうして2期WANDSは4年半の活動に幕を下ろします。

なお、98年に上杉と柴崎は「al.ni.co」として再デビューを果たしています。




・第3期(1997年~2000年)

メンバー
和久二郎(Vocal)
杉元一生(Guitar)
木村真也(Keybords)

yjimage-56

上杉と柴崎が脱退してしまい、一人残された木村はWANDSの継続を決意。

新ボーカリスト和久二郎、新ギタリスト杉元一生が加入し、97年9月「錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう」で活動再開します。


しかしこのメンバーチェンジがジャケットでもMVでも分かりにくいように伏せられたことや、上杉が脱退してもWANDSが継続したことがファンの怒りを買ってしまい、以降セールスは低迷していきます。


私は「錆びついた~」や「明日もし君が壊れても」をはじめこれはこれで好きなのですが、結成経緯やボーカル変更のせいでリスナー毎に評価が物凄く分かれてしまっているのが3期WANDS。これは一度自分の耳で判断して頂きたいです。





99年には4年ぶりのアルバム「AWAKE」をリリースしますが、翌年初頭に「WANDS解体」を発表。ここで"WANDS"の名は一時途切れることとなりました。




・第3期と第4期の間の期間(2000年~2018年)

この項ではメンバーのその後の動向…は一旦置いて、私がWANDSにハマるまでの経緯を語ります🙄

私が今まで生きてきた時間は全てこれ以降。
この期間、基本的にWANDSという存在は、過去の大物バンドとしてアニメやドラマに起用された楽曲を通じてテレビや動画サイトで知る他ありませんでした。

私がWANDSの曲で初めて聴いたのは「世界が終るまでは…」。YouTubeでアニソンを漁っていて出会いました。初めて聴いたときにサウンドから感じた「熱さ」を今も覚えています。

そしてZARDやDEEN、FIELD OF VIEWなどの他のビーイング系バンドにハマっていく過程でWANDSにも自然にのめり込んだ。WANDSのCDで最初に借りたのは「at the being studio」。

ヒット曲は勿論、2期後期のオルタナ路線の格好よさや3期のロックとポップの絶妙なバランスにも惹かれていき一気に好きなバンドになりました。そこから後はアルバムもすぐに集めて今に至ります。

でも同世代でWANDSが大好きな人になかなか出会えないのはもどかしかった。高校生になって、ネットで同じように後から知った人々と知り合えたときには本当に嬉しかったです。

さて、WANDS愛を長々語ったところで話を戻します。

WANDS解体後の各メンバーはどうしていたのか?

解体してからは各々別の道を歩みつつ絡み合ったりしていました。以下、詳細です。

・上杉昇
WANDS解体の翌年・2001年にはal.ni.coも解散。以降ソロ活動をスタートさせると作曲を手掛けるようになったほか、坊主頭にしたり、太ったりとビジュアル面も意図的に大きく変えてしまいました。
mig-4

puffer-146
2007年には自身のバンド猫騙を結成、現在はソロと平行して活動中。近年はWANDS時代の曲を歌う機会も増えつつありました。


・柴崎浩
「自分の音楽がやりたい」として2001年にal.ni.coを解散。strange eggのギターボーカルとして活動後、相川七瀬やT.M.Revolutionのサポートギターを担当。それが縁で、2005年にはT.M.Revolutionの西川貴教とabingdon boys schoolを結成しています。また、2013年以降開催されているBeing Guitar Summitに毎年参加。かつて喧嘩別れしたビーイングとの関係は雪解けに向かっていました。


・大島康祐
SO-FIはメンバーチェンジを経て1997年に解散。以降もビーイングにはクリエイターとして在籍し続けていた。2000年に芸名を大島こうすけに変更。T.M.Revolutionの楽曲制作への参加、稲葉浩志のサポートキーボード担当などで活動。特筆事項としては嵐に「Dear Snow」を提供したことでしょう。流石は嵐、この曲も大ヒットしました。


・木村真也
主に楽曲提供で活動。この期間の代表作はタッキー&翼の「REAL DX」でしょう。
また、3期WANDSの和久二郎がソロ活動を開始した折には楽曲制作やライブのサポートにも参加していました。
2014年のイナズマロックフェスで柴崎、大島と再会し、そのときの3ショットが大島のTwitterに掲載されていました。


・和久二郎
解体後はビーイングを退社してソロ活動を開始。2005年に事務所との契約が切れた後は一時引退していましたが、2012年に杉元一生から改名した安保一生のプロデュースで本名の松元治郎として復活。自主制作でCDをリリースしながらライブ活動をしていました。


・安保一生
解体後はflow-warのギタリストとして活動。flow-war解散後はビーイングを離脱。CANDYMAN、LIT-HUMを経て和久二郎改め松元治郎のソロ活動のプロデューサーを担当し、全ての楽曲を松元と共同制作。その他、2013年にはソロアルバムをリリースしています。

さて、ここからが今朝明かされた情報です。



・第4期(2018年~19年)

メンバー
上原大史(Vocal)
柴崎浩(Guitar)
大島こうすけ(Keybords)

我々が知る前にいつの間にか終わっていた第4期。写真もありません。

2018年から元プロデューサー長門が再結成に向けて動き、初期メンバーの大島こうすけ、柴崎浩に加え新ボーカルに上原大史を迎えて水面下で活動を再開。楽曲を制作していたようです。その後、大島の制作専念が決定して木村と入れ替わる形で既に4期WANDSは終わっていた…!正直こんなのアリかよ…とも思ったり。




・第5期(2019年~)

メンバー
上原大史(Vocal)
柴崎浩(Guitar)
木村真也(Keybords)

puffer-172

大島が再び裏方に回り、代わって木村が再加入し再始動を発表(字面がややこしすぎる)。かくして第5期WANDSの誕生、というわけでございます。

早速賛否両論巻き起こってますね。「上杉じゃなきゃだめだ!」「松元さんと安保さん複雑でしょ」「上原誰やねん」…どれもわかるっちゃわかるけど私は現状再始動した喜びが強いです。

WANDSが活動しているところを見るの自体が生まれて初めてということもあり、個人的には第5期WANDSにはかなり期待しています。早速新曲「真っ赤なLip」も発表されましたし、今後の動向にも注目していきたいと思います。

BEST OF WANDS HISTORY
WANDS
2000-06-09



…以上、エナジードリンクぶちまけた鞄が乾いたらしっかりくっきり跡が残ってしまって萎えてるdeamuでした。次回は知らん!

P.S.ビーイングさん、これを機にサブスクリプション解禁に動いてください。お願いします。