収穫CDサラッとレビュー 2019年9月その1
9月に買ったCDを聴いた感想をだいたいそれぞれ五~十行で書いていきます。※笠原弘子は「コンプリート計画」の方で別に取り扱うのでここでは省略
昨日個別記事上げたくらい、唐突にめちゃめちゃハマったTrySail。1stの本作は普通に良曲並んでいるけど後の2枚に比べたらどうしても印象で劣っちゃう。でも歌詞もメロディーもド直球なアイドルポップ「Youthful Dreamer」は全体でも1番か2番に好き。
TrySail「TAILWIND」(2017)
勢いのままに駆け抜けていく「adrenaline!!!」やオタク殺しな「センパイ。」、普段と一味違う雰囲気を醸し出す「High Free Spirits」などバラエティ豊かな2nd。アニカワ系の曲もあるけど三人の声のおかげでそんな聴き疲れしなくて良かった。
TrySail「TryAgain」(2019)
爽やかアイドルポップを基本軸にGARNiDELiA提供の「Truth.」やファンの間では"修行"とも呼ばれる変な曲「Sunset カンフー」まで幅広い3rd。3作の中で一番安定していて「TryAgain」から「azure」まで隙なく駆け抜けていった。名盤。
NUTS!「Ticket to Happiness」(1995)
あの「お料理行進曲」を作曲した平間あきひこが90年代中頃に在籍していたユニット。この後彼が結成するCyber Nation Networkではもっとテクノサウンドに振り切っていたけど、こちらは90s前半によくある都会的なサウンドで安定の一作。聞くところによれば師匠が角松敏生らしく、アレンジなんかも似たところがあって妙に納得してしまった。「HEART BEAT EXPRESS」「Orionを目指して」が良曲。
DEEN「ミライからの光」(2019)
今年発売、1年9ヶ月ぶりのシングル。買ったのは通常盤。表題曲は彼らにとって4回目となるテイルズタイアップ。普通に良い曲だけどやっぱり「夢であるように」や「永遠の明日」といった過去の名曲が偉大すぎて霞む…。
それより好感触だったのは4曲目にボーナス的に入った「夢であるように」のパチスロバージョン。原曲の正統進化版のような趣でアレンジもより現代的に磨き上げられている。この編曲でフル作ってほしいなぁ。
SeanNorth「Story Neverend」(2006)
フォークとポップスが融合したようなサウンドが魅力的な女性ボーカルバンドの1st。様々なアプローチをしつつ全て爽やかポップスに作り上げてしまう器用さとボーカルの透き通った声はBAJI-Rやelliottを思い出した。インディーズで今も現役らしい。
Flower「THIS IS Flower THIS IS BEST」(2016)
メンバーの結婚引退で先月を以て解散してしまったLDH系女性グループのベスト。6人体制より前の曲は再録されている。解散の報を聞いて手に取った。
今作の収録範囲の時期=私がオリコンチャートを基に音楽を聴いてた時期だからどの曲も聴き馴染みがあるし懐かしい。あんまりパリピ系でもなくLDHの中では親しみやすい部類だったなーと改めて。あとrhythm zoneじゃなくてSonyだったのを今更知った。固定観念ってこわい。
My Little Lover「Best Collection~Complete Best~」(2010)
マイラバの15周年ベスト。3種発売のうちCD2枚組のもの。
ここまでのほぼ全シングルが一度に聴けるいいベスト。でもこうやってシングルがズラッと並ぶとやっぱり初期が圧倒的だな…と思っちゃうよね。akkoソロになってからのDisc1の中では「り・ぼん」と「音のない世界」はなかなかの良曲。「re:evergreen」以降音沙汰がないけどまた何かやってほしい。