WEATHER SIDE「風を抱いて」・「夏だから」【8cmCDで邂逅!90's J-POPの深層 その2】
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…新生活始まりません🙄
Twitterでいつもお世話になっている曇りめがねさんのこんな記事↓を読みながらいよいよ始まる大学生活に胸を踊らせていた数週間前。
でもいざ蓋を開けると…ネット授業すら5月まで延期になりましたと。キャンパスライフは夢のまた夢。やってくれたなコロナ君。
まだここからどう転ぶのかも判然としない状況ですが、この宙に浮いたような不思議な…でも貴重な時間を楽しんでみたいと思います。皆さんもどうか体にはお気をつけて。
さて本題。今回紹介するのはこちら。
WEATHER SIDE「風を抱いて」(1994)
元オメガトライブの高島信二(G.)、西田俊次(Key.)と、後にアニソン歌手として大成する高取秀明(現・高取ヒデアキ、Vo.)から成る三人組。
元オメガトライブと聞いて、リゾート的なサマーポップスが展開されるのかと思いきや、その実はTUBE寄りの爽快サマーロック。その中に後にボーカル高取が歩むアニソン系ロックの風味もほんのり感じられます。兎にも角にも超キャッチー。もし当時清涼飲料水かビール系のCMに使われていたら大とはいかなくてもそれなりにヒットしていたはず。
編曲はこれまた後にポップス界隈で大成する亀田誠治。陽の目を見るのはもう少し後ですがこの頃からその腕は確かです。
オメガトライブやAORのファンが聴いた場合はガッカリするかもしれないような代物ですが、むしろTUBEや高取さんの曲、90年代のJ-POPが好きな方には自信を持ってオススメします。もっと評価されるべき。
続いて3枚目のシングルも。
WEATHER SIDE「夏だから」(1995)
一方の3枚目にしてラストシングルのこちらはTUBEが前年にリリースした「恋してムーチョ」のようなダンサブルなナンバー。
やっぱり主軸はTUBE系の爽快さ。でも時折聞こえるシンセやブラスの音色からはここに来てオメガトライブの香りも感じられる。勢いは「風を抱いて」の圧勝だが、「WEATHER SIDEの音楽」としてはこちらに軍配が上がりそう。パンチに欠ける気がしないでもないが、まあご愛嬌。
TUBEにオメガトライブとTHE BOOMとSMAP「青いイナズマ」を混ぜたらたぶんこんな感じになる。要はその辺りが好きな人には刺さるはず。そんな曲。
WEATHER SIDE、もっと聴きたくなったのでアルバム探してみます。でもAmazon見ると悉く高いか在庫がないか…。やはりというか何というか。アニソン歌手の力ってすげぇ。
そんなわけで今日はここまで。また次回。